※清満州省循環硬貨(1911年)
【刻印表】造省三東 宣 寶 ᠶᡠᠸᠠᠨ ᡩᠠᡳᠴᡳᠩ ᠪᠣᠣ 元 統 釐四分四錢一平庫
【刻印裏】MANCHURIAN PROVIENCES 1 MACE AND 4.4 CANDAREENS
【材 質】銀.890
【サイズ】28.0mm
【重 量】5.00g
◆チャイナの硬貨一覧
※東三省
清朝は、1907年に軍政・民政をになう行政機関とし東三省総督を設置しました。
清朝滅亡後の1912年、東三省は中華民国(北京政府)の統治下に入り、袁世凱が臨時大総統に就任しました。
その後、袁世凱と孫文が対立し中華民国は分裂し、内戦状態に陥りました。
満洲は、張作霖が日本の後押しで奉天軍閥を形成し、満洲を実効支配下に置きました。
国民政府は、国民革命軍を編成し、北伐(北方軍閥との戦争)に張作霖は連戦連敗したことで関東軍の一部の軍人が、国民政府の仕業に見せかけて、乗っていた列車ごと爆破し張作霖を殺害しました。
張作霖の後を継いだ息子の張学良は、爆殺を日本の仕業と考え日本の反対を押し切り蒋介石と和解し、国民党政府軍に合流しました。
1931年(昭和6年)9月18日、柳条湖事件に端を発して満洲事変が勃発、関東軍により満洲全土が占領されました。
その後、関東軍主導の元に同地域は中華民国からの独立を宣言し、1932年(昭和7年)3月1日に満洲国が建国されました。
満洲国の元首には、清朝最後の皇帝・愛新覚羅溥儀が就つきました。